コロナ労災の申請急増
2020/07/14
各地ユニオンの相談窓口や労働問題の相談窓口となっているNPOでは、職場で新型コロナウイルスへの感染防止対策がなされていないことでの労働相談が急増しています。
「感染リスクの高い職場環境・通勤環境によって感染した場合労災に当たるのだろうか?」
「感染防止対策が不十分な会社に対して損害賠償請求はできるのだろうか?」
この様な内容の相談です。
実際にコロナウイルスの感染での労災認定(労災保険の給付対象)の事例が発生してきています。
では、従業員さんが業務や通勤に関連しコロナウイルスに感染した場合、労災認定の対象となるかどうか、厚生省は現時点でどのように考えているのだろうか?
新型コロナウイルスに関するQ&A(労働者の方向け)|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00018.html#Q5-1
上記リンクの、5労災補償のQ&Aでは、
問1 労働者が新型コロナウイルスに感染した場合、労災保険給付の対象となりますか。
業務に起因して感染したものであると認められる場合には、労災保険給付の対象となります。
請求の手続等については、事業場を管轄する労働基準監督署にご相談ください。
とあります。
さらに労災認定となると、会社に対して安全配慮義務違反を求める動きが大きくなっても不思議ではありません。
コロナが流行している今、会社には、従業員さんが勤務や通勤でコロナウイルスに感染するリスクを減らすために、消毒やマスクの配布、可能な範囲でテレワーク、フレックス勤務、
臨時休業などの措置を講じる義務があると考えられ、それを講じていなければ安全配慮義務違反と主張されてしまう可能性が高いのです。
実際にネット上ではコロナ労災からの会社への損害賠償請求をサポートするようなサイトも多く見受けられます。
ではどのような対策を講じる必要があるのでしょうか?
新型コロナウイルスに関するQ&A(企業の方向け)|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00007.html
こちらのサイトをご参考になさってください。
ただし、どんなに対策しても逃れられないリスクは存在します。
こちらの対策もご参考にしていただけたらと思います。
https://bizsapo.co.jp/soudan